交通事故
2026/03/15

お怪我のない交通事故案件における増額交渉

【ご相談内容】
「怪我がない場合でも交通事故案件を弁護士に依頼する意味があるのでしょうか?」という趣旨のご相談を受けることがあります。

【解決方針】
結論から言えば、お乗り物に傷がついた場合には、あります。この場合の弁護士の活動内容としては、①過失割合の交渉、②物損賠償額の交渉が考えられます。

①過失割合の交渉
当該交通事故の過失割合がご依頼者に有利であればあるほど、相手方に請求できる額は増えますし、相手方から請求される額は減ります。ドライブレコーダーの記録があれば、過失割合の検討は比較的容易にできます。一方、ドライブレコーダーの記録がなければ、ご依頼者と相手方の主張を総合して、過失割合を検討することとなります。

②物損賠償額の交渉
交通事故でお乗り物に傷がついた場合、修理費は高額になりがちです。修理費と当該お乗り物との市場価値を比べて、前者の方が高い場合には「経済的全損」といって、後者を賠償すれば良いこととされています。

経済的全損になった場合に、一義的に賠償額が決まるかといえばそうではなく、市場価値を巡って相手方保険会社と交渉することとなります。相手方保険会社は多くの場合、レッドブックという車両の価値がまとめられた表をもとに、賠償額を提示してきます。しかし、当該賠償額は多くの場合、割安であり、インターネットで中古車販売サイトをみると、より高い価格で流通していることが分かります。そのため、これを元に増額を求めることとなります。

以上のとおり、お怪我のない交通事故案件であっても、賠償額の増額を目指せる場合が多いですので、お怪我のない交通事故であっても、弁護士に相談されることをおすすめします。

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