福岡の赤坂交差点は、交通の重要地点でありながら、車を運転する際には極めて危険な交差点です。
その原因は右折信号がないことと、その代わりに時差信号+赤信号時の謎表示を採用していることにあります。
赤坂交差点は、非常に交通量が多いため、青信号時に右折することは困難です。しかも右折信号がありません。その結果、右折レーン(写真1枚目の黒い車がいる位置)進行中に赤信号となった場合にはそのまま右折して良いという例外(道路交通法施行令第2条1項)を使って、赤信号時に右折する他ありません。
事態を複雑にしているのは、この交差点が、時差信号+赤信号時の謎表示を採用していることです。写真2.3枚目の赤信号に表示される「対向車注意」と「先に赤信号」の謎表示は、要するに「まだ対向車線が青なので、右折しないでください」という意味なのですが、一目見てその意味を理解できる人は少ないでしょう。この謎表示が消えている赤信号時に右折するのが正解ということになります。
交通行政の失敗と言わざるを得ないこの交差点、通行の際はどうかお気を付けて運転してください。
★道路交通法施行令第2条1項
赤色の灯火
四 交差点において既に右折している車両等(多通行帯道路等通行一般原動機付自転車、特定小型原動機付自転車及び軽車両を除く。)は、そのまま進行することができること。この場合において、当該車両等は、青色の灯火により進行することができることとされている車両等の進行妨害をしてはならない。